日雇い作業員の憂鬱

6月というと梅雨の時期だ、連日異常なほどの雨が降り注いでいる、建設作業員は雨模様の如く憂鬱だろう。あの空から降り注ぐ雨は俺の心の中にも雨を降らせていたかのようだった。土方殺すのに刃物はいらない雨の三日も降ればいいと言うことわざがあるこの意味は雨が降ると外の仕事は困難極まりなく休みになってしまうからだ、そして日雇い作業員が三日も休みになれば収入も減り生活も困難に成り死んでしまう それがこのことわざの...

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DQN再び

今日は他の工務店の応援だった都内近郊の現場、ハムタロー(浮浪者)から渡された謎の地図は酷いものだった、まるで小学生が書いた宝の地図のようでそれに対して朝から大将とぬらりひょんとアル中ボケ老人が大文句を垂れていた。恐らく受験の足切りと同じ意味があるのだろう。この謎の地図を解明出来ない者は、現場で労働する資格すら無いと言わんばかりのハムタローから与えられた第一の試練だった。当然ポンコツマイクロにはナビ...

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ケレンを極めし者

ここ暫く仕事が減り置き場の整理ばかり、置き場の片隅には枠をバラシて山になったベニヤ、来る日も来る日もベニヤ(コンクリートパネル通称コンパネ)をハイパーモードに成らない明鏡止水の心でケレンし続ける日々が続いていた。ケレンとはベニヤに付いたコンクリートの塊をヤスリやケレン棒でひたすらガリガリ擦り落とす作業、派遣のスポット時代に毎日毎日何の技術(履歴書の特技)にも成らない単純作業ばかり繰り返してきた俺に...

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